右乳癌・多発骨転移で障害厚生年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は10年位前、胸に自分でもしこりがあるのは気付いており、脇の痛みや頭痛、倦怠感などもあり痛み止めを服用していましたが効かないのでおかしいとは思っていましたが、仕事もなんとかできており受診はしませんでした。その後、乳腺エコーで診てもらう機会があり、異常が発見され病院で精査することになり、検査の結果乳癌ステージⅢとの診断を受けました。がんセンターを紹介してもらい、精査した結果転移もありホルモン療法を開始しました。仕事はフルでの勤務は難しく、次第に強い倦怠感で動けなかったりし、頭痛、体の痛みが酷く退職しました。その後、時短勤務で就労しましたが、化学療法を開始した為副作用もあり、出勤できないことも多くなり休職することになり、現在は強い倦怠感、脱力感で転倒しそうになるため一人で外出はできず、自宅でほぼ終日横になっている状況で、当相談室に相談の電話がありました。

2 当相談室の見解

現在は、倦怠感や脱力感が強く、吐き気、食欲不振による体重減少、味覚障害、脱毛、頭痛などもあり、身体も衰弱し、ほぼ終日自宅で横になっている状況で、日常生活は家族の支援を受けながら送っており、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である、乳癌の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の就労状況や日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害厚生年金2級の認定通知を受け取ることができました。
悪性新生物(がん)の場合は、悪性新生物そのものによる症状の他、抗がん剤などによる副作用による症状も対象になります。

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