パーキンソン病で障害基礎年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
この方は10年程前から右下肢に振戦が出現し、重い物を持って階段を上り下りする時に体が丸まる様になりました。整形外科を受診したところ、専門医のいる病院を紹介され精査したところパーキンソン病の診断を受けました。その後、歩行状態も悪くなり、杖を使うようになり、手が震え仕事にも影響するようになり退職しました。投薬治療を受けていましたが、病の増悪により、入院リハビリを行いましたが、退院後外来で薬剤調整を行い経過観察となりました。その後症状が悪化し、外出も困難となり通院も出来なくなったため訪問診療を受ける事になりました。日常生活の全般に援助が必要な状況となり、障害年金の相談がありました。
2 当相談室の見解
一人での外出は困難で、日常生活全般に援助が必要な状況で、訪問ヘルパーは毎日、訪問看護は週に3回、医師による往診は月2回実施してもらっている状況で、2級以上に該当する可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)原因傷病であるパーキンソン病の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活をご本人に詳しくヒアリングしました。パーキンソン病の場合は、薬が効いているONの状態で日常生活にどの程度の支障が生じているのかで判断されますので、注意が必要です。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書にはONの状態について詳しく記載していただくよう依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
4 結果
障害基礎年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。
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