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双極性障害で不支給とされたが、審査請求で障害基礎年金2級が認められた例 | 障害年金の相談・申請は福岡・ちくし障害年金相談室へ。 - Part 4

双極性障害で不支給とされたが、審査請求で障害基礎年金2級が認められた例

1 相談に来られた時の状況

この方は1年前にご自分で申請されたのですが、結果は不支給となり、どうすればいいのかわからなくなり、当相談室に相談の電話がありました。

2 当相談室の見解

自宅近くのファミリーレストランで面談し、詳細に状況をお聞きし、前回の診断書の内容も確認したところ、前回申請時にも概ね2級程度に該当してもおかしくない状況で、現在はさらに症状が悪化しており、2級程度には該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)今回2回目の裁定請求となるため、前回に比較して明らかに症状が悪化していることが必要であり、医師にもその旨を確認し、再度診断書を作成いただき申請しましたが、結果は不支給とされました。しかし、診断書の内容や日常生活の実態から判断しても、明らかに障害等級に該当するもので、結果は不当なものであり、審査請求を行うこととしました。
(2)審査請求に当たり、不支給とされた理由を確認するため、障害基礎年金の障害状態の審査に関する書類一式を厚生労働省に開示請求しました。
(3)開示された書類によると、不支給とされた理由は、前回に比較して明らかな症状の悪化が認められないとのことでしたが、ガイドラインに照らしても、明らかに不当な判断であると思われました。
(4)医師に依頼して、今回の症状についての意見書を作成していただきました。
(5)審査請求書を作成し、厚生局へ書類一式を送付しました。

4 結果

審査請求の結果、「障害基礎年金を不支給とした処分を取り消す」ということで、障害基礎年金2級の認定受け取ることができました。
審査請求により、処分が覆る可能性は高くはありませんので、審査請求する場合は、再審査請求まで視野に入れて手続きする必要があるかもしれません。

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