白質脳症・脊髄炎で障害厚生年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は20年程前から、歩いていて体のバランスを取れず前に倒れ、暫く道端に座っていると元に戻るのを繰り返し、何かに掴まりながら職場まで行ったりしていました。おかしいと思い取り敢えず脳神経内科を受診しました。CTを撮りましたが異常はなく、パーキンソン病の疑いとの事で薬の処方や注射も受けましたが改善はありませんでした。痺れやふらつきが酷くなり、整形外科を受診しましたが改善せず、脳神経外科でMRIを撮ったところ脳に白くなっている部位があるとの事で大学病院を紹介され、精査して原因が分かり、白質脳症・脊髄炎との診断を受けました。原因不明で治療法はないとの事で、ステロイドをずっと飲んで症状の改善が見られたものの、排尿障害を起こし自己導尿を開始しました。少し症状は落ち着き就労しましたが、仕事にも支障があり、続けることが出来ず、すぐに退職しました。その後症状が悪化し、大学病院でステロイド治療を行いましたが、視神経の浮腫や骨密度の低下などもあり、退院後も歩行困難で補助用具があっても短距離しか歩けず、上下肢の痺れと痛みにより就労や日常生活も困難となりました。

2 当相談室の見解

補助用具があってもまっすぐ歩く事は出来ず、短距離しか歩けず、上下肢に痺れ痛みがあり、家事などにも支障があり娘に援助をしてもらい就労は困難な状況で、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である白質脳症・脊髄炎の初診日を確定しました。
(1)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しく丁寧にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(1)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(1)病歴や就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害厚生年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。

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