脳脊髄液減少症で障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は以前から時々頭痛などがありましたが、市販の頭痛薬を飲んで我慢出来る程度であったため受診しませんでした。しかし、4年位前から以前より頭痛や頚部痛が強くなり、時々発熱があったため内科を受診したところ、上気道炎と診断され鎮痛剤を処方されるも改善が見られず、整骨院に通院するなどしましたが、症状はあまり改善されませんでした。立ち仕事であったため、めまいや頭痛が酷く早退や休みが増え、長期間の休職後退職しました。症状が悪化したため脳神経外科を紹介され受診したところ、脳脊髄液減少症と診断され、大学病院に入院し検査と治療を行いましたが、症状はあまり改善されず、後日ブラッドパッチ療法を受けたものの、やはり症状の改善はみられませんでした。現在日常生活が不自由な状況の中、当相談室に相談の電話があり、その後ご自宅で面談しました。

2 当相談室の見解

ご本人は、横になっていないとすぐに頭痛やめまいなどが酷くなり、短時間しか起きていることが出来ず、就労はとうてい出来ない状況で、日常生活にもかなりの支障が生じており、外出もほぼ困難な状況で、障害2級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である、脳脊髄液減少症の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4.結果

障害基礎年金2級の認定通知を受け取ることができました。
脳脊髄液減少症は、認定が難しい傷病のひとつですが、認定事例なども示されており、医師に正確な診断書を記載してもらうことが認定を受けるためのひとつのポイントになります。

 

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