うつ病で障害厚生年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は10年位前にがんが判明し、手術・抗がん剤治療を受け、さらに仕事のストレスなどにより、徐々に不眠・不安が強くなり体調不良が続き仕事も出来なくなり、心療内科を受診しました。仕事をしながら通院していましたが、徐々に症状は悪化していき、人に会うのが怖く外出せず、自宅に籠り横になる事が多く、家事全般と金銭管理なども子供にやってもらい、仕事も出来ず不安な状態が続いているため、当相談室に電話の相談があり、その後ご自宅で面談しました。

2 当相談室の見解

当相談室に相談をされた時には、無職で体調も悪化しており、体力気力的にもいっぱいで、自宅に1人で閉じこもっている状況でした。日常生活においては子供の援助に頼っており、身の回りの事もほとんど出来ない状態でしたので、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病であるうつ病の初診日を確定しました。
(2)診断書の依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしましたが、明らかに軽度の内容となっており、医師も協力的ではなかったため、転院を検討しました。
(4)転院先の医師に再度診断書を依頼し、取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を再確認し、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害認定日での遡及請求が認められ、障害厚生年金2級の認定通知を受け取ることができました。
医師が非協力的な場合は、転院も含めて検討してみる必要があるかもしれません。

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