双極性感情障害で障害厚生年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
この方は数年前、職場で些細な事から激高して同僚と口論になり、パワハラを行ったとして別の部署に異動になり、それをきっかけに不眠になり気力も低下し何事もやる気がなくなりました。抑うつ状態が続いたため、クリニックを受診したところ、気分障害という事で薬を処方され2週間に1回の通院をしましたが、改善せず次第に症状は悪化し、産業医の勧めで休職しました。症状は悪化し希死念慮も出現し入退院を繰り返す状況が続き、復職は困難な状況で、家に籠る事が多くなりました。来訪者があると落ち着かずパニック症状になり、日常生活の全般において奥様に頼っている状況の中、当相談室に電話の相談がありました。
2 当相談室の見解
体力・気力も無く希死念慮もありご自宅に籠り復職が困難な状況で、身辺の事など日常生活全般を奥様に頼っている状態で、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)原因傷病である、双極性感情障害の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の就労状況や日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
4 結果
障害厚生年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。
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