緑内障(糖尿病)で障害厚生年金1級を受給できた例
相談に来られた時の状況
ご両親が無料相談会にお越しになりました。
この方は15年前の会社の健診にて血糖値が高いと言われましたが、特に治療もしていなかったところ、数年して目の見え方がおかしくなり眼科を受診し、糖尿病性の網膜症、緑内障との診断で手術・入院を繰り返しました。
手術もしましたが、症状は悪化し、日常生活にも多大な支障が生じるようになり、会社も退職、生活も困難になりました。ご本人に代わりご両親が年金事務所などに数回相談に行かれたそうですが、初診日の証明など、手続きに困窮されていた時、当相談室のちらしを見て相談に来られました。
当相談室の見解
当相談室に相談に来られた時はご本人はすでに退職し、1日の殆どをご自宅で過ごされていました。
日常生活でも苦労していることも多く、復職はとうてい出来ない状況で、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
① 原因傷病である、糖尿病の初診日を確定しました。年金事務所では、健診日を初診日とするとの説明があり、当時の健診の記録もなく困っていたようですが、初診日の取り扱いが改定されて、健診日は初診日としないとされていました。
② 診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
③ 上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしましたが、出来上がった診断書には、記載漏れや誤りがあったため、直接外来窓口を訪問し、訂正の依頼を行いました。
④ 発病から現在までの受診履歴や、退職されるまでのご様子を、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成しました。
結果
障害厚生年金1級の認定通知をうけとることができ、約140万円の年金を受給することができました。ご本人の闘病を支えていらっしゃるご家族もほっとされたご様子でした。
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