統合失調感情障害で障害基礎年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
この方は中学生頃からいじめを受けるなどして学校になじめなくなり、中学卒業後は当初普通高校に入学しましたが、次第に通えなくなり、不登校生などのための高校に転校しました。高校卒業後は専門学校に入学しましたが、勉強にもついていけず、人間関係も上手くいかず、気分の落ち込みが酷くなり、登校できなくなり、学校は中退しました。その後医療関係の仕事に就きましたが、上司に無視されたりし、仕事でのミスも目立つようになり、不眠や不安が増し、次第に周囲から声が聞こえたり、自分の考えが周囲に漏れているのではないかと思うようになり、心療内科を受診しましたが、仕事をしながらの通院がきつくて、勝手に通院を中断しては再度通院を再開したりを繰り返していましたが、症状悪化により、無理をして定期的な通院をするようになりました。しかし、仕事も続けられになくなり退職し、日常生活でも大きな支障が出始めたところで、当事務所へ障害年金の申請ができないかとの相談がありました。
2 当相談室の見解
就労状況や日常生活状況、現在までの経過などを詳細にお聴きしたところ、家族の支援を受けながら生活しており、就労は困難な状況で、障害者手帳は2級をお持ちということでもあり、充分に障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)原因傷病である、統合失調感情障害の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活等を詳しく丁寧にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、病歴や就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
4 結果
障害基礎年金2級の決定通知を受け取る事が出来ました。この方の場合は、通院を勝手に中断するなどし、障害認定日前後の受診がなかったため、認定日請求はできませんでしたが、認定日の受診がない場合でも、直近の受診があれば、認定日請求を認められる場合もありますので、そのような場合はご相談ください。
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