うつ病で障害厚生年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
この方は数年前から職場での人間関係が上手く行かないことで何をするにもやる気が起こらなくなり、過食になり体重が10キロ程増え、翌年お腹の不調で受診したところ過敏性腸症候群と診断され漢方薬の処方を受けました。コロナの影響で職場での人間関係も悪くなり、外出すると具合が悪くなり心療内科を受診したところ、うつの診断で薬の処方を受け休職しました。その後も復職できずに退職し、知人の援助を受けながら自宅に籠るようになりました。家族から入院を勧められ入院し、多少改善したため退院後は家族の援助を受け生活していますが、症状は悪化し、食欲もなく食事は1日1食だけで、殆ど寝たきりで入浴もしないことが多く、気分の落ち込みや倦怠感、不眠などが続き部屋に籠り横になっている状況で相談室に相談の電話がありました。
2 当相談室の見解
食欲もなく、気分の落ち込み、不眠、不安、うつ状態で家族との会話も殆んどなく、就労は困難で自宅に籠って日常生活全般を家族に援助してもらっている状況で、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)原因傷病である、うつ病の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しく丁寧にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、病歴や就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
4 結果
障害厚生年金2級の認定通知を受け取る事ができました。
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