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双極性障害で障害基礎年金2級を受給できた例 | 障害年金の相談・申請は福岡・ちくし障害年金相談室へ。 - Part 16

双極性障害で障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は厳しい家庭環境で育ち、自分を犠牲にし、自分の事は後回しにして生きてきました。結婚後も、体調が悪くても無理をしてフルタイムで介護職の仕事を続けてきました。子供の独立を機に精神的に落ち込みなどが酷くなり、うつ状態が続いたため受診し、うつ病の診断を受け薬の処方を受けましたが、すぐに躁転して無駄な買い物をしたり、その後うつ状態に戻ったりの繰り返しの状態が続きました。職場でも上司との関係も上手くいかず孤立する様になり、希死念慮が出現し、閉鎖病棟に入院させられ、その後退職しました。医者からは一般就労は無理と言われ、A型就労で仕事を始めましたが、強い薬のため朝起きれず休む事が多く、日常生活においては、家では横になっている事が多く何も出来ず、症状は改善されない状況の中、当相談室に相談の電話があり、その後ご自宅近くのファミリーレストランで面談となりました。

2 当相談室の見解

A型就労で仕事に就くも、週3日10~15時までの短時間の勤務ではありますが、午前中調子が悪い事が多く、休む事も多い状態で、躁の状態の時には貯金を浪費してしまったり、うつ状態の時は欲求が無く、殆ど家で横になっている事が多く、他人とのコミュニケーションも取れず、全般的にご主人に頼っており、体力気力的にもいっぱいで、身の回りの事もほとんど出来ない状態でしたので、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である双極性障害の初診日を確定しました。
(2)診断書の依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、現在の病院の医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を再確認し、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害基礎年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。

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