持続性気分障害で障害厚生年金2級を受給できた例
相談に来られた時の状況
この方は20年以上前から不眠や倦怠感があり、症状が続いていたため内科を受診しましたが、薬が効かず、症状は改善されませんでした。転勤で職場も次々と変わり、クレーム処理、残業、休日出勤などが重なり、情緒不安定・不眠・イライラ・倦怠感など症状は悪化した状況の中、精神科を受診しようと思ったものの、会社に知れると解雇されるのではという思いから受診できずにいたところ、さらに体調が悪化したため、就労困難となり退職しました。週2回のヘルパーさんの支援を受けながら、就労移行支援事業所に通うも、日常生活を送る事も難しい状況になり、経済的不安や将来の事を心配され、当相談室に電話の相談があり、その後ご自宅で面談しました。
当相談室の見解
当相談室で面談された時、ご本人は週2回ヘルパーさんの支援を受け、日常生活でも苦労していることも多く、文字を書く事も困難な状態で、復職はとうてい出来ない状況でしたので、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)20年以上前に受診した医療機関に相談し、初診日の証明を取得することができました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しく丁寧にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
結果
障害厚生年金2級の認定通知を受け、約120万円の年金を受給する事が出来ました。
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