双極性感情障害で障害厚生年金2級を受給できた例

相談に来られた時の状況

この方は20年位前から職場でのストレスなどで不眠になり、病院で処方された睡眠薬を服用しましが、薬の調整がうまくいかず、抑うつ状態が続き体調が悪化し退職されました。その後も通院を継続しながら仕事をされていましたが、躁鬱状態の波が激しく、短期間での就労・退職の繰り返しの状態が続き、当相談室に相談の電話があり、その後面談となりました。

当相談室の見解

当相談室に相談をされた時には、無職で症状は発症時より悪化し、身の回りの事もほとんど出来ない状態でしたので、障害２級に該当する可能性が高いと判断しました。

サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

① 原因傷病である、双極性感情障害の初診日を確定しました。
② 診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しく丁寧にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
③ 上記の自己申告書と診断書記載要領などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
④ 取り付けた診断書の内容を確認し、医師に記載漏れなどの訂正を依頼し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

結果

障害厚生年金２級の認定通知をうけとることができ、約１３０万円の年金を受給することができました。ご本人の闘病を支えていらっしゃるご家族もほっとされたご様子でした。
診断書の記載方法に関しては、医師によってはしっかり対応できない場合があります。個人で依頼するより専門家を通じて依頼することによって、より正確な診断書を作成することが可能になり、受給する可能性が高まります