双極性障害で障害厚生年金3級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
この方は7年位前から職場のストレスから、パニック発作に悩むようになり、冷や汗・首筋の緊張・動悸・息切れなどの症状が現れ、心療内科を受診したところ、躁鬱とパニック障害と診断されました。週2回の通院と投薬を開始しましたが、不眠・不安の状態が続き、体調不良は続いていましたが無理しながら勤務しておりました。しかし、精神的にも体力的にも限界となり、精神的に復職は困難でその後退職することとなりました。体調が良い時には就労しなければと職を探すものの、いざ出勤するとなると焦燥感や不安などが高まり、職場では人とコミュニケーションが取れず孤立し、結局数日しか出勤出来ない状態を繰り返し、今では部屋に引き籠った状態になり、将来を心配されて当相談室に電話の相談があり、その後自宅近くの喫茶店で面談しました。
2 当相談室の見解
相談時ご本人は無職で、1日の殆どをご自宅で横になって過ごされ、孤立している状態が続いていました。日常生活でも苦労していることも多く、復職はとうてい出来ない状況で、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)原因傷病である双極性障害の初診日を確定しました。
(2)診断書の依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を丁寧にお聴きし、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
4 結果
障害厚生年金3級の認定通知を受けることが出来ました。
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