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反復性うつ病性障害で障害基礎年金2級を遡及受給できた例 | 障害年金の相談・申請は福岡・ちくし障害年金相談室へ。 - Part 15

反復性うつ病性障害で障害基礎年金2級を遡及受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は6年位前から不眠が酷く、仕事が続けられなくなり辞めたものの、将来に対する不安や倦怠感が強くなり殆んど動けなくなったため受診したところ、うつ病と診断されました。薬の処方を受け2週間に1回の通院となりましたが、ペットロスなどもありさらに不眠や倦怠感が酷くなり、薬を多く飲んだりして足りなくなったりしました。外出も殆んど出来ず、日常生活においては同居人に頼っていましたが、やがて生活が出来なくなったため実家に帰り、直ぐに受診し抗うつ薬の処方を受けました。しかし症状は改善されず、生活リズムを変える為入院しましたが、入院中も1日中寝ている状態で殆んど改善はありませんでした。退院後も薬の処方を受けながら、就労と退職を繰り返していましたが、ある日、仕事に行った際に途中で不安発作、過呼吸になり倒れ救急搬送されました。現在は部屋に籠り1日の殆んど横になっている状況で、将来を心配されたご家族から当相談室に相談の電話がありました。

2 当相談室の見解

無職で部屋に籠り、1日中横になっている状況が続いていました。食事は偏食、過食が酷く異常な食べ方をし、他人と会うと動悸がして苦しくて過呼吸になるため病院には母親が同行していました。過剰な服薬もあり、薬は母親が管理し、日常生活全般において母親の援助がなければ日常生活は困難な状況で、障害等級に該当する可能性があると判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である、反復性うつ病性障害の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害基礎年金2級の障害認定日までの遡及請求が認められ、約325万円の年金を受給する事が出来ました。

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