統合失調感情障害で障害基礎年金2級を遡及受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は4年位前から電車に乗ったら息苦しくなり途中で降りたり、朝起きたらテレビが近づいて来たりする感じがして恐くて息苦しくなったり、手が痺れて気を失いそうになる感じも出現するようになりました。不眠や不安感が酷くなり受診し、薬の処方を受け一時症状が改善しましたが、その後携帯を使う事で周囲に見張られていると思うようになり携帯を隠したり、一時解約したりしました。あまり話を聞いてくれる医師もいず、イライラや不安感が酷くなり、一日中自宅に閉じ籠り、希死念慮も出現し、絶望感が強く、どうやって一日を乗り切ろうかという状況でした。A型事業所に通うも、欠勤、早退を繰り返し、日常生活全般を家族に頼って1人では何もする事も出来ない状況の中、支援所の方からの紹介で当相談室に相談がありました。

2 当相談室の見解

ご本人はA型事業所に通所しているものの、他人と話は出来ず、職場でも自宅でも孤立している状態で、日常生活全般を家族に頼っておられ、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である、統合失調感情障害の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の就労状況や日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、記載誤り部分の訂正などを依頼し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害基礎年金2級の障害認定日までの遡及請求が認められ、約240万円の年金を受給する事が出来ました。

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