両緑内障で障害厚生年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は元々近視があり、眼鏡やコンタクトレンズを購入する際、眼科を受診していましたが、特に眼圧などを指摘された事はありませんでした。しかし、10年位前から文字が読みづらい、夜に歩きづらいなどの症状が出現し、さらに頭痛や暗い所が歩けない事もあり、受診したところ緑内障の疑いがあると言われて大学病院を受診したところ、やはり緑内障との診断を受け点眼薬を処方され、2ヶ月に1回の通院をしました。症状は悪化し、仕事にも支障が出て手術を受けましたが、症状はさらに進行し、職種も事務職に変わり、日常生活全般において困難な状況の中、当相談室に電話相談があり、その後面談となりました。

2 当相談室の見解

相談時、ご本人は色の識別、書類の読み書きなどが困難な状況で、仕事場への通勤もバス停まで奥様の送迎を受けながらで苦労されており、日常生活でも苦労していることも多く、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である、緑内障の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴を、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成しました。

4 結果

障害厚生年金2級の認定通知を受け取る事が出来ましたが、病状の進行により額の改定の可能性も検討しています。眼の障害の場合、裁定から1年を待たずに手続できる場合があります。

 

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