うつ病で障害厚生年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
この方は7年位前から仕事のストレスで、頭痛・抑うつ気分・意欲低下・倦怠感・食欲低下・不眠等の症状が出現するようになりました。仕事も休む事が多くなり受診したところ、うつ病の診断を受け薬の処方を受けましたが、改善が見られず、出勤する事が出来なくなり休職しました。その後、休みを調整しながら勤務していましたが、食欲もなく、動く気力もなく、通院も出来ない時があり、休復職を繰り返していました。しかし症状が改善されず復職が難しくなったため退職し、家族の援助を受けながらの生活をされている状況の中、当相談室に相談の電話があり、その後面談しました。
2 当相談室の見解
ご本人は現在も食欲がなく一人では何も食べない事も多く、薬の飲み忘れも頻繁にあり、家族ともコミュニケーションが十分取れず、1日のほとんど横になっている状態が続いており、自宅に閉じこもり孤立した状態でした。日常生活でも苦労していることも多く、就労はとうてい出来ない状況で、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)原因傷病である、うつ病の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しく丁寧にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認しましたが、日常生活状況の評価が実態より軽度であると判断し、医師に訂正を依頼しました。
(5)断書訂正後、病歴や就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
4 結果
障害厚生年金2級の認定通知を受け取ることができました。
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