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躁うつ病で障害基礎年金2級を受給できた例 | 障害年金の相談・申請は福岡・ちくし障害年金相談室へ。 - Part 6

躁うつ病で障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は学生時代からいじめなどのストレスで不眠になり、病院で睡眠剤の処方を受けていました。薬の調整が出来ず、拒食や過食を繰り返し体重の増減が激しく、感情のコントロールが出来ず症状は悪化し、入退院を繰り返しながらの生活の中、当相談室に相談の電話があり、その後母親も同席し面談となりました。

2 当相談室の見解

当相談室に相談をされた時には、無職で体調も悪化しており、感情の起伏も激しく、体力気力的にもいっぱいで、日常生活においては家族の援助に頼っており、身の回りの事もほとんど出来ない状態でしたので、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である躁うつ病の初診日を確定しました。
(2)診断書の依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)20歳前障害で、基礎年金となり、20歳時には単身で生活していたこともあり、かなり難しいかもしれませんが、一応遡及請求の可能性も検討することにし、障害認定日時点の医療機関に打診したところ、病院の方針として、障害年金の診断書は書かないとのことで交渉をしましたが記載していただけず、遡及請求は断念せざるを得ませんでした。
(4)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、現在の病院の医師に診断書の依頼をしました。
(5)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を再確認し、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害基礎年金2級の認定通知を受け取ることができました。
今回の場合は遡及認定の可能性は低かったのですが、医師の中には診断書の記載を拒否する方もいらっしゃいますので、忍耐強く交渉することが必要な場合もあります。

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