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多系統萎縮症で障害基礎年金2級を受給できた例 | 障害年金の相談・申請は福岡・ちくし障害年金相談室へ。 - Part 5

多系統萎縮症で障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は5年位前から話をする時に、どもったり呂律が回らない事が有りましたが、特に日常生活に支障が無かったので医療機関は受診しませんでした。2ヶ月後のある朝に、今までよりも呂律が回らず、どもりも酷かったため、脳梗塞が原因ではないかと思い、近くの脳神経外科を受診し検査したところ、脊髄小脳変性症の疑いがあると言う事で、大学病院を紹介され精査した結果、多系統萎縮症との診断を受けました。月2回の通院と薬の処方を受け、日常生活も何とか自分で出来ていました。少しずつ症状が進行し、1年位経つと、眩暈などが酷くなり、車の運転も出来なくなり、その後歩行も困難となり、自宅では這って移動し、外出時には車椅子となり、日常生活全般において困難な状態で家族に援助を受けながらの状況の中、ご主人様から当相談室に相談の電話があり、その後面談となりました。

2 当相談室の見解

ご本人は眩暈などでバランスが取れず、立っている事や歩行は困難で、手が震え包丁も使えず、筆記用具で文字も書けなくなり、食事をしたら、ずっと横になっている状態で、日常生活全般において家族の援助がなければならない状況でした。平衡機能の障害では、四肢体幹に器質的な異常がない場合に、開眼で起立・立位保持が不能又は開眼で直線を歩行中に10メートル以内に転倒あるいは著しくよろめいて歩行を中断せざるを得ない程度の場合は、2級に認定されますので、本件の場合も当該等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である多系統萎縮症の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しく丁寧にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)病歴や就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害基礎年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。

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