大うつ病性障害で障害基礎年金2級を遡及受給できた例
1 相談に来られた時の状況
この方は、離婚を機に突然泣いたり、イライラが強くなったり、急にハイになり騒いだり精神的に不安定になりました。次第に不眠が酷くなり、自傷行為も行うようになり、昼間も部屋に閉じ籠る様になりました。心療内科を受診したところ、うつ病と診断され、その後通院には娘が付き添い、家事全般や手続き等においても子供達に頼っていますが、症状が改善されず、入退院を繰り返している状況が続いています。入院中、当相談室に電話の相談があり、その後入院されている病院で面談しました。
2 当相談室の見解
人の多い所ではパニックを起こし過呼吸になり、1人では外出が出来ずほとんど家に閉じ籠ったり、日常生活の殆どを娘に援助を受け入退院を繰り返しながら生活されており、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)原因傷病である大うつ病性障害の初診日を確定しました。
(2)診断書の依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を手稲手にお聴きし、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
4 結果
障害基礎年金2級の障害認定日までの遡及請求が認められ、約500万円の年金を受給する事が出来ました。
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