反復性うつ病性障害で障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は17年位前から不眠や突然不安になる事が度々あったため受診し、薬を処方されましたが、医者と上手くコミュニケーションが取れず通院を中止しました。次第に症状が悪化し転院を繰り返し、仕事も転職を繰り返しながら働いていましたが、人間関係も上手くいかず1週間も続かず、仕事出来る状態ではなくなり希死念慮も出現し、入退院を繰り返しましたが症状の改善は見られず、ご家族から当相談室に相談の電話があり、後日面談となりました。

2 当相談室の見解

現在も部屋に籠り、1日中横になっている状況が続いております。食事も食べない時が多く、病院に行く時だけ入浴、着替えをし、病院も母親に付き添ってもらっている状態で、人の居る所は苦痛で人とのコミュニケーションが取れず、日常生活全般において母親に援助がなければ困難な状況で、障害等級に該当する可能性があると判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である、反復性うつ病性障害の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害基礎年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。

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