両)黄斑ジストロフィーで障害厚生年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は幼少期から学生時代の健診では特に異常は無く、普通の近視という事で眼鏡をかけていた位でした。就職してからも15年位は特に異常は無く、普通に生活出来ていましたが、5年位前から少し色の感覚に異常を感じる様になりました。また、夜になると見えにくかったり、視力も落ちてきたと感じたため眼科を受診したところ、両眼の網膜色素変性症の疑いがあるという事で紹介された病院で検査したところ、スターガルト病との診断を受けました。治療法が無いという事で経過観察となりましたが、大学病院を紹介してもらい受診するも、両黄斑ジストロフィーという診断で、やはり治療方法は無いという事でした。次第に症状が悪化し、仕事や日常生活に支障が出て来る様になり、奥様から相談の電話がありました。その後、ご自宅近くのファミリーレストランで面談しました。

2 当相談室の見解

ご本人は、現在仕事をしていますが、会社の配慮で他の人に手伝ってもらいながらの状態で、日常生活でも車にも乗れなくなり、1人では買い物も出来ず、奥様に同行してもらい、奥様の援助がないと日常生活も送れない様な状況で、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)原因傷病である両方黄斑ジストロフィーの初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活をご本人と奥様に詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害厚生年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。

現在は2級ですが、眼の障害の場合、明らかな視力の低下が認められれば、1年を待たずに額の改定をできる場合があります。

 

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