多発性骨髄腫で障害厚生年金2級を受給できた例
相談に来られた時の状況
ご家族で無料相談会にお越しになりました。
この方は数年前から腰に痛みを感じていましたが、その後、痛みが増強し、急に激痛が走るようになりました。
整形外科を受診したところ、胸腰椎の多発性の圧迫骨折が認められ、病的骨折の可能性を指摘され、総合病院にて精査の結果、多発性骨髄腫の診断を受けました。
当相談室の見解
当相談室に相談に来られた時も、椅子に腰かけているのも辛いご様子で、1日の殆どをご自宅のベッドで過ごされているとの事でした。
日常生活でも苦労していることも多く、就労はとうてい出来ない状況で、障害2級に該当する可能性が高いと判断しました。
サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
① 原因傷病である、多発性骨髄腫の初診日を確定しました。
② 診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。また直近時までの検査結果票をご用意いただき検査結果を確認したところ、検査所見だけでは、2級に該当しない可能性がありました。
しかし、多発圧迫骨折のため、脊椎の可動域にかなりの制限があり、念のため併合認定の可能性も考えて、多発性骨髄腫の診断書だけでなく、肢体の診断書も取り付けることにしました。
③ 上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
④ 取り付けた診断書の内容を確認し、医師に記載漏れなどの訂正を依頼し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
結果
障害厚生年金2級の認定通知を受け取ることができ、約180万円の年金を受給することができました。ご本人の闘病を支えていらっしゃるご家族もほっとされたご様子でした。
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