自閉症で障害基礎年金2級を受給できた例
相談に来られた時の状況
母親より相談の電話がありました。
現在30歳の息子さんが高校生の頃に自閉症と診断されましたが、障害年金の事を知らずに、現在まで請求していなかったので、受給の可能性があれば、請求したいとの事でした。
早速、母親とお会いして、現在までの治療や症状経過等についてお聞きしました。幸い初診時の医療機関の証明は取得できそうでしたので、あとは症状や日常生活の状況の把握が必要ですが、本人は色々とこだわりが強く、他人と会うことは難しいとの事で、母親から時間をかけて詳細なヒアリングを行いました。
当相談室の見解
20歳前の障害のため2級以上に該当する必要がありますが、初診証明も取れ、病院も診断書の記載には前向きとの事であり、症状的にも2級に該当すると思われました。
また、認定日請求の可能性も検討しましたが、20歳前後の期間には全く受診しておらず、事後重症請求が現実的であると判断しました。
サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
① 母親と面談して、日常生活状況等を詳細にお伺いし、診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
② 病院でのテストで、知的障害の指摘もあったとの事で、診断名も自閉症・知的障害とされていましたので、幼少時からの経過を詳細にヒアリングを行い、具体的なエピソードを織り込んで、病歴就労状況等申立書を作成しました。
結果
見込み通り、障害基礎年金2級の認定通知を受け取ることができました。
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