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重症筋無力症で障害厚生年金2級を受給できた例 | 障害年金の相談・申請は福岡・ちくし障害年金相談室へ。 - Part 2

重症筋無力症で障害厚生年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

この方は4年位前から眼がチラチラしたり、ダブって見えたりする様になり、その後も次第に症状は悪化し、メモも取れないくらい物がバラバラに見え、運転中も白線が7~8本に見えるなど複視が酷くなり、就労にも支障が出てきたため、眼科を受診しました。検査したところ、眼球の運動障害という事で、脳神経外科を紹介され検査したところ、重症筋無力症との診断を受けました。薬を処方され、復視は改善されたものの症状は悪化し、胸腔鏡下拡大胸腺摘出手術を受けましたが、症状は進行し、筋力低下により、腕に力が入らず、髪を洗うのに手を上げられず、スマホも持てないくらいで、体を真っ直ぐにしていられず、だるさときつさで横になっている事が多く、歩行もカートなどに摑まって短距離しか出来ず、杖などの使用も出来ない状況で、就労も困難となり退職しました。上肢の筋力も低下し、家事や日常生活の全般について家族に援助を受けながらの状況の中、当相談室に相談の電話があり、その後ご自宅で面談となりました。

2 当相談室の見解

ご本人は筋力低下で体を起こしている事が困難で、横になっている事が多く、杖などの使用は出来ない状況で、立位を保持する事が出来ず、家事なども休み休みでも殆ど出来ない状況で、日常生活全般において、家族の援助がなければならない状況でしたので障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

(1)複視が本件傷病の最初の症状であり、初診日は眼科となりますので、眼科にて受診状況等証明書の記載を依頼し、重症筋無力症の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活を詳しく丁寧にヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)病歴や就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。

4 結果

障害厚生年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。

 

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