左肘部管症候群・両肩・肘関節拘縮で障害厚生年金2級を受給できた例
1 相談に来られた時の状況
この方は製造業の仕事で、手首、肘、肩にかなりの負荷が掛かる作業を行っていましたが、ある時から両腕に違和感を感じ、その後肘に激痛が走り腱が音を立てて切れるような感覚があったため、整形外科を受診しました。テニス肘、左上腕骨外側上顆炎、両手関節部腱鞘炎と診断されましたが、その後もギブス固定やブロック注射をしながら作業を継続したため、症状は酷くなり、事務職へ異動してもらいました。両手が上手く使えず、首、肩も痛み、眼精疼痛、頭痛もあり、まともに仕事が出来なくなり休職しました。大学病院を紹介され、両肩・左肘関節拘縮との診断を受け痛み止めの処方を受け、リハビリもしましたが、長期の痛みと将来への不安などにより、うつ状態にもなっており、抗うつ剤や睡眠薬の処方も受けて、復職出来る状態ではなく、将来の事を心配され、当相談室に相談がありました。
2 当相談室の見解
現在休職中で、日常生活においては左上肢を使う動作が何も出来ず、歩行にも支障が出て来ており、長期の痛みと将来への不安などにより、うつ状態となっており、抗うつ剤や睡眠薬の処方も受けて復職出来る状態ではなく、障害等級に該当する可能性が高いと判断しました。
3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと
(1)原因傷病である、左肘部管症候群・両肩・肘関節拘縮癌の初診日を確定しました。
(2)診断書作成依頼にあたり、ご本人の就労状況や日常生活を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめました。
(3)上記の自己申告書と診断書記載要綱などをセットにし、医師に診断書の依頼をしました。
(4)取り付けた診断書の内容を確認し、発病から現在までの受診履歴や、就労状況等を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成し、請求手続きを行いました。
4 結果
障害厚生年金2級の認定通知を受け取る事が出来ました。
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